前立腺肥大症の治療薬

トップページ > 前立腺肥大症の治療薬

前立腺肥大症の治療薬

前立腺肥大症の治療薬には大きく分けて三つの種類があります。尿道の周りの筋肉を弛緩させて排尿を楽にするもの、前立腺そのものを小さくするもの、そして漢方により自然な排尿を促すものです。

 

尿道を圧迫する平滑筋を弛緩させ、尿道を広げるための薬はα1受容体遮断薬と言います。尿道周りの平滑筋は小便を我慢するときに緊張し、尿道を締める働きがありますが、この筋肉を弛緩させることで排尿を楽にします。

 

平滑筋を弛緩させるからと言って失禁の原因になるということは報告されていませんが、まれにめまいや血圧低下などの副作用が起こることはあります。

 

対して前立腺そのものを小さくする薬を抗男性ホルモン薬と言います。前立腺肥大症は妊娠機能の必要がなくなり、前立腺液を分泌する必要のなくなった前立腺に変わらず男性ホルモンが供給され続けることによって起こっていると考えられており、前立腺に男性ホルモンの働きが及ばなくするようにするのがこの薬です。

 

効果は確かですが、もし歳をとっても性行為を楽しみたいと考えている場合、性機能が低下することが問題となる可能性もあります。

 

そして漢方による療法は、直接的に前立腺に大きな作用を与えるものではありませんが、むくみの解消や体内の水の巡りを良くすることで尿の量を増やしたり排尿を自然に行えるサポートのような効果が得られます。

 

上記二つと比べて直接的な効果に乏しいため、他の薬の適用外になった場合か、漢方による治療を希望されたときに主に処方となります。